現在では、北は北海道から南は沖縄まで、一般家庭ではほぼ同じ食生活を送って
いるのではないでしょうか?

 以前では、その地域の気候、風土にあった長年にわたって培われ、理にかなった
 “食文化”がありました。
 少し前までは、沖縄は長寿県でしたが、今ではそうではないらしいです。
 まさにその地域の“食文化”を無視した食生活の結果ではないでしょうか。

過日「宇宙船地球号」で、ある高校生たちがマレーシアの奥地だったか、現地の人たちと共に生活をする旅を放映していました。

いきなりもてなしの料理をふるまうということで、豚一頭を殺すことになりました。、とどめを刺すのは高校生たちの役目。泣く子がいたり目をそむける子がいたりと大変な初めての経験なわけであり・・・でもそれが本当の意味で、人が生きていく姿なんだと思うのです。

我々普段の日常生活では、誰かが代わりに動物たちを殺してくれている・・・生きるとは、「命」を食べているということ。動物とはいえ、人間と同じ「命」を生きている。彼らは我々人間のために命をささげてくれている。・・・そのことを私たちはいつも忘れてはいけない、と思うのです。

日本の農産物を消費することが、長い目でみて国益になるし、自然の生態系を守ることにも
つながってくる。今のままでは農業にたずさわる人は激減し、農地は荒れ、再生もむつかし
くなるだろう・・・
年中いつでもなんでもある食材・・・
体が、細胞が季節を感じることなく、体に入れられる“旬の食材”としての体への役割が
あるはずです。
何か不具合がおきるのではないでしょうか?

ゆずは、出荷までに消毒を8回くらいするそうだ。・・・それを聞いてぞっとしてしまった。
それほど薬漬けになっているとは・・・

だけど、そうやって見た目にきれいなものにしないと市場が拒否してしまう。きれいで形の
いい品を消費者が求めるために、そうせざるを得ないというわけだ。
見た目のきれいさに隠されているこの現実に気がついている消費者・そのこわさを認識し
ている消費者は、いったいどのくらいいるのだろう。

もちろん、減農薬・無農薬で人体への負荷を極力少なくしようと努力している生産者がいらっ
しゃることも事実ではある。
その一方で、農薬を多用する生産者でも、自家消費の野菜は別の畑で(農薬を使わないで)
作っているというのは、よく聞く話ではある。

(日本の農業は危機的状況を越えている)

~最近友達になった人から聞いた話~

我が「ふうふう村」のある地域でも、野生の動物たちによる農作物の被害が多発して
いる。今年私が作ったスイカ約70個のうち、40個はやられてしまった。昔はハクビシンは
山にいて、こんな人里まで下りては来なかった。
また、知人の話では家の中にまでハクビシンが侵入し、一暴れしたそうだ。

その被害を防ぐためには、膨大な労力とコストがかかる。
丹精こめて作った野菜を、最大の喜びである収穫のその直前で荒されてしまう・・・農業に
意欲を失っている人がいるのも現実である。

自然界への配慮も理解もなく、人間たちの都合で経済活動をし、時を支配しているかのような無謀さ。
・・・ほかならぬ自分も。人々の生活が豊かで便利になればなるほど、自然界への負荷
は大きくなっていく。

我々が行う経済活動と同等の自然界への思いやりと投資をしていかないと、やがて人間が
住めない地球へと変貌していくだろう。

原因があって結果として現れる。まさに我々は天に向かってつばを吐いているのだ。

「命」
何か
これ

をいただく、ということ

~知人であるゆず生産者から聞いた話~

でいいの?

がおかしい・・・

彼は以前、養豚をしていました。

半年で出荷していたそうです。・・・豚ってそんなに早く大きくなるものでしょうか?
・・・答えはNO。「成長ホルモン剤」を使って早く大きくするそうです。
もしかしたら近頃の女の子の生理開始がだんだん低年齢化していることと無関係では
ないのかもしれませんね・・・