「虫送りの行事」とは、
平安時代末期の武将・斎藤別当実盛の人形を掲げた白装束の行列が田のあぜを練り
歩き、害虫退散と五穀豊穣(ほうじょう)を祈願した。
「実盛送り」は、稲に足をとられて敵に討たれ、稲の害虫になった実盛の霊を慰めるた
めに始まり、300年以上の歴史がある。城川町では、各集落が実盛人形を受け渡しな
がら行列し、最後に黒瀬川の河原に安置する。大水で人形が流された年は豊作になる
といわれている。 (2011/06/26【愛媛新聞】より)